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人生の中でいきなり英会話が必要になることもあります。プライベートな海外旅行なら、英語があまり話せなくてもなんとかなるだろうと高をくくってても、現地で突然トラブルに遭ったら、自分で話すしかないこともあります…
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かくいう私も出張中で訪れたスイスのジュネーブで盗難にあって、現地の警官に説明したり、警察の窓口で被害届を出さなきゃいけなくなったことがありました。スイスでもジュネーブはフランス語圏でしたのでトラム(路面電車)の車内放送もフランス語のみという状況だったので、英語は日本よりは通じるけれど、誰もが得意というわけではありませんでした。幸いなことに英語が分かる警官の方に訳してもらって被害届を出せで無事乗り切りましたが、予期せぬことは起こるものです。
そういうときに自分なりに気をつけていることをいくつかご紹介します。
- いつもより大きめの声で、はっきりゆっくり話す。自信なく気弱になると、小さな声で早口になり、却って通じなくなります。
- 短い文で話す。簡単で初歩的な単語を使う。ハードボイルドの文体を真似ても良いかも。
- できれば箇条書きのメモを準備する。
- 絵や図を準備できるなら、できるだけ図や絵を使う。
- 身振り手振り。ボディーランゲージなら英語力は関係ありません。文化の違いには注意。
- スマートフォンは意外と使える。
最初から上手に喋ろうとする必要はないと思います。英語力がついてからもっと複雑な言葉を使えば良いのです。
ちなみに、そのジュネーブでの騒動では、
- 事件の後、すぐに時間と場所をメモ
- 場所を忘れないようにスマホで周囲の店が分かるように撮影
次にホテルに戻って
- フロントの人に助力を求め、フランス語が分からないから警察への通報をお願いした
- 巡回中の警察がホテルに来てくれることになったが、時間がかかるから部屋で待機するように言われた
- 部屋に戻って簡単な手書きの地図と、何があったのかを英語の箇条書きでまとめて準備
その後、ホテルに警察官が話を聞きに来てくれたので話をした
- スマートフォンでGoogleマップを表示して盗難にあった場所を確認。
- そのままストリートビューを出して風景から詳細に場所を特定。店の外見を覚えて、店名などメモしていたので簡単だった。
- 紙でメモを取らずにスマートフォンだけで記録は取れていたように見えた。
- 翌朝に警察で届け出を出すように指示された。
翌朝にホテルのフロントで最寄りの警察(交番より少し大きいくらい?)の場所を教えてもらい、出勤前に届けを提出
- 警察の受付の女性はあまり英語が得意ではないということで、英語が得意な人が奥から出てくる
- 日本人なら、なぜカタナで斬ってやっつけなかったんだとからかわれたので、入国審査があるから持ち込めなかったんだと言い返しておく
- 同情されて、記念品のボールペンとキーホルダーをもらう。
- 被害届を出してから、慌ててトラムで出勤
となりました。別の財布に分けておいた日本円を急遽ホテルで両替してもらうことになりましたが、レートが悪いにしても非常時だったので大変助かりました。
図 ジュネーブの警察に提出した強盗の被害届の控え
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