あなたは英語の発音には自信がありますでしょうか?
カタカナの発音で十分海外でも通じるという人もいますし、それは一面の真実ですが、「発音なんてどうでもいい」「カタカナ英語でも通じる」と言ってる人に限って、本人の発音は意外と上手で、謙遜してるだけということも良くある話です。。
どうせいつか英語の発音矯正をするのなら早いほどお勧めです。なぜ早く発音を直すべきか、なぜ後回しは良くないのかについて考えてみましょう。
発音が悪いとなにか困るのでしょうか?少なくとも次の2つは確実にあるでしょう。
- 自分の話したいことが、英語の発音のせいで相手に伝わらない
- 発音が聞き取りにくいので、相手の英語話者がストレスを感じる
の2つです。日本人側の発音が悪いと、話し相手になるネイティブは聞き取りにくい英語を一生懸命聞き取るというストレスを強いられていることになります。しかし、自分が英語で話すのに 精一杯になっていて、相手のネイティブことを気にする余裕がないという人がほとんどだと思います。
でも、外国人も親切な人ばかりではないですよ?
例えば、国際空港、ホテル、お土産物屋などでは下手な英語を話してても大歓迎です。だって、お金を払っているから。彼らが慣れているということもありますが、お金が歓迎されているのだと理解する気持ちは大切だと思います。
しかし、仕事などで海外に行くと「お客様」ではないこともあるでしょう。そのようなときには親切にこちらの言いたいことを一生懸命聞いてくれる優しい人もいれば、冷たい態度をされることもあります。当然ですね。
私も、仕事でアメリカに行ったとき、アメリカのベンチャー企業の技術者に電源の増幅器の回路の方式について聞いたことがありますが、そのときは
「なに言ってるかさっぱり分かんねえよ」
という感じの対応をされて凹んだ経験があります。図を書いて見せながら指差して言葉はあまり分からなくても図を見れば大丈夫なようにしたつもりだったんですが、まずコミュニケーションの相手として扱ってくれませんでした…
発音を練習しても、それでにTOEICの点数にすぐ結びつくものではありません。しかし、英語を使うためには、いつかは練習する必要があります。後から直そうと思って後回しにするほど自体は悪化します。
第一に、悪いクセを反復練習で身体に覚え込ませているようなものです。あなたが間違った発音でリピーティング、シャドーイングなどをするたびに、自分自身で悪いクセを強化して、(悪い発音で)英語の勉強をすればするほど通じる発音から遠ざかってしまいます。例えば、野球やテニスの練習をするときに、「いつかもうちょっと上手になってからフォームを直せば良いから」と言って正しいフォームではない間違った素振りを続けるものでしょうか?あり得ない話だと思いますが、なぜか英語ではそれに似たことをしている人が多いのです。
第二に、英語力がそのままでも英語が通じやすくなります。もちろん語彙を増やし、正しい文法で話すことも大切なのですが、これまで発音のせいで通じなかった英語が、発音が良くなるだけで相手に通じやすくなったと実感できるでしょう。
第三に、聴き取りにも良い効果があります。自分の口から言い分けができる発音は、同時に聞き分けするのも楽になります。それに、自分で言い分けることのできる発音なら、練習に自分自身で発音してみて聞くことができるので、自分自身で確認できるようになります。
あまり良い話ばかりだと胡散臭いので、デメリットも少々ご紹介しておきます。
ネイティブが英語だと受け取るくらい英語の発音が良くなると、こいつ英語が話せるとネイティブから思われて、早口で、スラング満載の英語で話してこられるおそれがあります。そればっかりは仕方ないので、そこから先は自分でなんとか頑張って勉強して下さい。