健康食品やスーパーフードとしてのマヌカハニーと普通のハチミツの大きな違いは抗菌力です。現在ではその抗菌成分がメチルグリオキサールと知られていますが、どのような物質で、どのように使うのが良いか考えてみましょう。
普通のハチミツの抗菌力は?
普通のハチミツにも抗菌力があります。これは過酸化水素によるもので、マヌカハニーにももちろんこの成分が含まれています。この過酸化水素による抗菌力だけで比較すると、マヌカハニーも普通のハチミツも大差はありません。マヌカハニー特有の抗菌成分はメチルグリオキサールという物質で、この成分が多く含まれているほど抗菌力も高く、ハイグレードなマヌカハニーとして扱われます。
マヌカハニーを賢く使うには
一般のハチミツと共通することがありますが、以下のような注意点があります。
- 1歳未満の幼児には与えないこと。
- 冷暗所に保存すること
- 直射日光(紫外線)を避けること。
- できるだけ金属に触れないようにすること。
紫外線を避けたほうが良いので、マヌカハニーの容器には透明のものもぱりますが、多くの製品で色つきのものを使っているのは、日光(紫外線)からマヌカハニーを守ろうとしているという意味もあります。また、一般家庭で気をつけることは、スプーンなどをできるだけ金属製ではなく、木や陶器、プラスチック製などにすることです。
ハチミツとして考えると60℃以上の高温ではだんだんと風味が変わってきますが、マヌカハニーの抗菌作用としては100℃くらいまではあまり影響がないので、熱い飲み物にマヌカハニーを混ぜても、風味が多少落ちるものの抗菌成分にはほとんど影響しないと思って頂いて大丈夫です。しかし100℃を超える温度では安定している保証はありませんので、オーブンで焼いたりするような場合は、マヌカハニーは先に使わず、加熱後に取り出した食品にかけるような使い方が良いでしょう。
そのままでも飲み物や料理などに使っても
せっかくハイグレードなマヌカハニーを食べるのなら、他と混ぜずにマヌカハニーだけを食べるほうが高い抗菌作用を得られるはずです。しかし、健康食品とは言っても食品ですので美味しく楽しめる方が良いに決まっています。色々な考え方もあるかと思いますが、飲み物や他の食品と合わせてみることもご検討ください。
マヌカハニーは、独特の香りがあり、味も多少苦味を感じるという人もいます。その独特の味わいを好む人はそのままマヌカハニーをお楽しみ頂ければ良いのですが、味や香りが苦手な人の場合にも、他の食べ物と合わせたり飲み物に混ぜたりすることで、マヌカハニーを楽しめるかもしれません。